本日(2021.5.10)現在の第一小法廷の裁判官は、池上政幸氏(検察官出身)、小池裕(裁判官出身、民事)、木澤克之(弁護士出身、元加計学園幹事)、山口厚(弁護士出身枠で、当初推薦枠の中に名前はなく、官邸側の要望で任命。刑法学者)、深山卓也(裁判官出身、民事)です。
刑事訴訟法の専門家はいません。
この5人の合議体で(完全に一致)、いずれも小池氏を裁判長とする2つの再審請求棄却決定が出ています。
1つは、「大崎事件と私」の公判の山場となる大崎事件第3次再審請求審の特別抗告審決定(令和元年6月25日付け、裁判集刑事326号1頁)。そしてもう1つは最近の出来事ですが、飯塚事件再審請求審の特別抗告審決定です(令和3年4月21日付け、裁判所HP)。
私は、法律を生業にしている者ではありませんが、この2つの決定を総合するといろんなことが浮き彫りになってくると感じています。鴨志田弁護士さんは、前者の方を小池決定と通称されていますが、後の方の飯塚事件決定も大きな問題をはらみ、通底するものがあります。非常に大きなテーマになるので一度に書ききることはできませんが、このブログでは、上記の2決定について、順不同で、検討していき、最後に簡潔に整理したいと思っています。大崎事件は今係属しているのが第4次で、「大崎事件第3次再審請求特別抗告審決定」では長すぎますよね・・・ なので、前者を小池決定(大崎)、後者を小池決定(飯塚)と呼ぶことにしますね。敬称略ですいません。
↓高位裁判官の経歴や本傍流の区分けなどはこの大著が非常にわかりやすく、おすすめです。
これから書きたい記事はちょっと専門的になるので、素人の私には手ごわいんだよさ~。でもせっかくだからがんばって表現してみるね。
おやっとさぁ。また来っでな。
追伸 ところで、おいが住んでいる鹿児島県の大隅半島には、大崎事件の現場、大崎町があるんですよ。天気のいい日に見に行って現場を歩く、記事も企画しています。あと、大崎町と隣の志布志市は、うなぎの産地なんですよ。立派なうなぎが食べられますよ。ふるさと納税をされている方は、大崎町、志布志市の天然うなぎ!是非ご検討ください。

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